2歳児のジグソーパズル

娘が2歳になったばかりの頃、幼児教室で「パズル」の取り組みが始まりました。

2ピースのものは自宅にあったので、パズルの仕組みは理解していたものの、幼児教室では3ピースからスタート。2つのものを繋げるということと、3つのものを繋げるということでは、難易度が一気に上がります。

絵を見て判断するというプロセスを先生が提示してくれていましたが、娘はどうもそれを理解できないようで、うまくハマらないと力で押し込む→できなくて嫌になる、となっていました。

正直、3ピースくらいなら、幼児教室で何度かやればできるようになるだろうと思っていたのですが、週に1回の場だけでは娘には不十分で、だんだんパズルに対して反応が悪くなってきました。

そこで、自宅でもパズルをやらせようと思い、色々調べた結果、アポロ社の「ピクチュアパズル」と、公文の「ジグソーパズル」の2種類を購入することに。

他の方のブログで、「ピクチュアパズルはパズル同士繋げやすく、下にガイドの線が入っているため、子どもがパズルを配置しやすい」という意見があったため、うちもピクチュアパズルからかなーと思ったのですが、

娘はすでに2ピースのジクソーパズルをやってきているため、絵を見て繋げるというよりは、形を見て繋げるというアプローチがわかりやすい模様。

購入したピクチュアパズルは結局1回出したきりとなり、くもんのパズルでステップアップさせて行くことにしました。

さて、ここで「なんのためにパズルをさせるか」という点を明確にしておくことが大事かなと思います。

くもんの公式ページでは、次のように書かれています。

ピースの少ないジグソーパズルからはじめて、少しずつピース数を増やしていくことで、パズルを完成させる達成感を味わいながら、集中力と作業力を高めていけます。

くもんショップ商品ページ

要するに、「できた!」という経験と、達成するまで集中して作業するという経験を、少しずつ難易度を上げながらさせるということで、ゆくゆくは学習習慣に繋げる狙いがあるようです。

お勉強をお勉強と思わず、興味のあることやできるようになりたいことに対して、じっくり集中するという習慣は、人生を豊かにする上で必要不可欠だと思っていますので、私はこの目的のために、娘にパズルの環境を整えようと決めました。

目的に照らし合わせると、「ピクチュアパズルが良いか、ジグソーパズルが良いか」「枠がある方が良いか、ない方が良いか」「絵柄はどんなものが良いか」「ピース数はどのくらいが良いか」という色々な迷いに対する答えが明確になります。

目の前の子どもが、飽きず、嫌にもならず、楽しんで集中できるものであればなんでも良い、というのが結論です。これは幼児教室で周りの子を見ていても思いますが、本当に個人差があり人それぞれ。

娘も最初は形で判断できないと嫌になってしまう傾向があったため、ピクチュアパズルは不向きでしたし、ピース数も少なめで回数を重ねる方があっていました。

少ないピースを繰り返すうちに、だんだんと絵を見るようになり、絵の中でも動物や植物が特に認識しやすいようで、それならば大好きな新幹線シリーズより動物シリーズの方がいいかなとか、

「もっと作る、もっと作る」と、完成することの喜びを覚え始めると、多少難易度が高くてもやりたいと思えるようになったので、ピース数を積極的に上げていく、ということが適切になったと思っています。

ピース数を上げたとき、やはりまだ難しかったと思ったら、「一緒にやってもいい?」と声をかけてサポートしたり、それでも自分でやると言うときは、最初から途中まで作った状態で与えたりして、その時の子どもの関心やモチベーションに合わせた環境を準備すれば良いと思います。

娘のパズル挑戦の記録

ここからは、スタート時点で2歳3ヶ月だった娘のパズル挑戦の記録を残しておきます。

この記事の公開後も、逐次更新していきます。

12/26 くもんSTEP2の9ピースからスタート

2歳からと書いてあったのでここから始めましたが、9ピースからのスタートで全く歯が立たず。嫌いになってしまいそうだったので、さっさとしまいました。

12/31 くもんSTEP1 だいすきどうぶつ の6ピースを導入

6ピースのぞうさんとぶたさんを出すと食いつく娘。嫌になりかけたパズルだけど、好きな絵柄ならやってみるか、という様子。

最初は、やはり形だけで判断しようと、全ての組み合わせを試すというアプローチで、2つともものすごい時間をかけて完成。

それが3回目くらいになってくると、絵柄で配置を覚えたようで、手に持ったピースがどれと繋がるか瞬時にわかるように。この吸収の早さ、子どもって本当にすごい。

1/1 9ピースに再びチャレンジ

朝から「パズルやる〜」とノリノリの娘。絵を見るようになっていたので、「ここに目があるね〜、反対の目はどーこだ?」という感じで声を出しながらやってみせると、娘も完全にそのやりかたを真似するように。昨日よりもずっと早くなっている。

もしかしたら9ピースも行けるか?と思ったものの、くもんのシリーズは新幹線にしてしまっていたので、目や鼻よりも難しいかもと思い、昔にもらっていたしちだ式の「しちダック」の9ピースを出してみる。

「アヒルさんの口、半分しかないね。もう半分はどこだ?」と声をかけると、6ピースと同じ要領で探し始める娘。最初はつきっきりで、1ピースずつヒントを出して完成。

私が家事をするためしばらく離れていると、「反対の目はどーこだ?」という独り言が聞こえてくる。やってるやってる(うふふ)と思って聞いていたら、「できたー!」という声が。見に行って見ると、1人で9ピース完成させている。習得するスピードの早さ。そしてくもんステップ1(約2000円)の短命さ・・・。

1/2 新幹線絵柄の9ピースに挑戦

9ピースのしちダックも余裕で完成させるようになったので、今度は顔のない絵柄で試してみようと思い、最初に導入して挫折したくもんのSTEP2 はやいぞしんかんせんの9ピースを出してみる。昨日と同じで、「窓があるねー、こっちも窓だ。お、繋がった!」という感じで声を出しながら見せてみる。やはり顔を作るより難易度が高いようで、こちらは何度もサポートが必要だったものの、初日と違い、できなくても少し粘るようになっていた。

夜、私が忘れた頃に「できた!」という声が。いつのまにか自分で出してきたパズルを一人で完成させていた。

1/7 しんかんせん柄の12ピースに挑戦

9ピースができるようになったものの、それなりに時間がかかっている様子だったので、本人が飽きないうちは9ピースを繰り返しやらせてみようと、12ピースから先は高いところに隠しておきました。

娘はとにかく完成させることが楽しいようで、今まで作った6ピースと9ピースのパズルを作って並べて、嬉しそうにジロジロ眺めた後、「もう一回!」と言ってガシャーンと壊して作り直す、ということを繰り返していました。

そんなある日、完成したパズルを並べた横にもっと並べたかったようで、高い棚を指差して、「パズルまだあるよ!」と。あ、知ってたのね(笑)

嫌にならないかなーと心配しながら、しんかんせんシリーズの12ピースを出してみることに。やはり、似たような絵柄のピースが増えたこともあり、9ピースと比べて難易度は明らかに高く、なかなか進まない。・・・と思ったら、時間はかかったものの、一発目からサポートなし(声はかけた)で12ピースを完成させた。
そして出来上がったパズルを他のパズルの横に並べて「できたー、できたー」ニヤニヤする娘。

「まだあるよ」と、さらにパズルを出せという娘。流石にここから先は全く歯が立ちませんでした。

1/13 6〜12ピースに毎日夢中

12ピースを出してから約1週間。1人で黙々と取り組んだり、一緒にやろう!と両親の分も用意してくれたり、どんどんハマっています。しちだ式の10ピースも投入したので、6ピース2種類、9ピース2種類、10ピース1種類、12ピース1種類を、並べて順番にこなしています。

10ピースと12ピースは少し手こずっている印象なので、まだ次のピース数は出していません。

1/29 16ピース出したら余裕だった

12ピースがスムーズにできるようになって、それでも6ピースも出してきて楽しんでいたので、しばらく様子を見ていましたが、

12ピースも余裕すぎて、ただ手を動かすためにやっている、という感じになってきたので、

さりげなく16ピースをおもちゃ棚に追加しておきました。

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