授乳については、母乳かミルク(完ミ)か混合かによって、悩みやできることはかなり変わってくると思います。
私は、生後半年で保育園に預ける予定があったこともあり、1人目は混合で育てていました。
2人目も、母乳が出れば同く混合にする予定です。いざという時子どもを預けたり、夫とも一緒に育児ができるように。
母乳とミルク、それぞれについて順番にお話ししていきます。
母乳育児の場合
おっぱいケア
乳首が切れてしまったり、乳腺炎になってしまったり。おっぱい周りのトラブルは色々と聞きますが、私は幸いなことに切れることも、乳腺炎になることもありませんでした。
それでも。それでも、最初の1ヶ月ちょっとは、授乳のたびに激痛で、歯もない赤ちゃんに「噛まないで〜痛い〜!」と叫びながら授乳していました・・。
そして痛い痛い授乳が終わった後、赤ちゃんが吸い切らなかった母乳を出しきるために搾乳します。
手動の搾乳機を使っていたので、指や腕は常に筋肉痛で、眠気と戦いながら絞る時間は本当に辛かったです。
産前からおっぱいマッサージをしていましたが、赤ちゃんの吸う力をなめていた・・・こちょこちょ、くらいな加減でマッサージしておしまい。一度助産師外来でおっぱいチェックされた時、ぐいぐい引っ張られて痛くて「何するの!」と思ったことがありましたが、今思えばあのくらい、やるべきだったのかな・・・と思います。
娘の卒乳から1年以上が経過しているので、今回も同じ思いをしないことを祈って、今回はグイグイと強めのマッサージをしています。これが効果的かどうかは、産まれてからのおたのしみですね。
乳首のケアには、みなさんこちらのクリームを使っているようで、私もこれを使っています。
授乳場所・姿勢
産まれていざ授乳が始まるまであまり気にしていなかったのですが、最初なれる前では20分ほど赤ちゃんを抱いて同じ姿勢で授乳し続けることになるので、授乳場所の確保、姿勢の確保はとっても大事です!
ソファでいいやくらいに思っていたのですが、うちの場合はソファーだと背もたれまでが遠すぎて姿勢を維持するのが辛かったです。
区の助産師訪問があったときに、「この椅子でこうやって座ると良いですよ」と教えてくれました。
クッションのきいた、夫の仕事用の椅子(キャスターのついていないもの)が、まっすぐ姿勢を維持しながら腰への負担も少なく、一番楽でした。
さらに、授乳に慣れてくると、賛否両論ありますが、添い乳が本当に楽です!
添い乳をするための環境を準備しておくと良いと思います。基本的に大人と同じ布団の中で横になって授乳する、ということで良いのですが、大人の寝床がベッドだったり、ダブルくらいの大きさに夫婦で寝ているという方は少し工夫が必要です。
生後しばらく赤ちゃんは寝返りをしないので、自分でベッドから落ちてしまうという心配はないですが、大人が押してしまったり踏んでしまっては大変です。
ベッドの外側に転落防止のガード(日本育児ベッドフェンス)をつけてみましたが、このガード自体、万が一ベッドとガードの隙間に落ちたときに自力で脱出することのできない赤ちゃんにとっては窒息のリスクがあるようです。
我が家では、隙間に落ちないように、さらにガードの手前に抱き枕を置いて、タオルをかけて、二重三重の対策をしました。これは完全に独自のやり方で、危険がないとは言えないので、ご自身でしっかり調べて安全と判断できる対策を取ることをお勧めします・・・
服装
私の出産は9月下旬だったため、寒い季節になってくると、防寒も重要になってきました。赤ちゃんはあまり温めすぎてはいけない(大人より1枚少なくと言われている)ので、毛布をすっぽり被ってということをしてしまうと、赤ちゃんには暑すぎます。下半身はブランケットや毛布を巻いた上で、胸は出すしかないとして、肩〜腕とお腹を冷やさないようにします。
こちらの授乳用下着と、前あき産前産後服の組み合わせが、授乳しやすい上に暖かかったです。
外出時や、前あきをわざわざ買いたくない、もしくはボタンが面倒という方は、こちらのストラップを使うのも便利です。
私は前あきパジャマのボタンを開けっ放しで生活していましたので、それが一番楽でした苦笑
搾乳
母乳育児の場合、特に最初の頃は、飲み残した母乳を残さないために、授乳後の搾乳が必要です。
私は産院で素手で搾乳する方法を教えてもらい、これは外出先などで役に立ちましたが、あまりにも手が疲れるので退院後すぐに搾乳機を購入しました。
自動までしなくても、素手でやるよりはずっと楽、ということであまり考えずに手動のものを購入したのですが、
3時間に一度、それなりの時間しぼり続けることになるので、手動はやはり疲れます。指の筋肉痛がひどく、腱鞘炎になるかと思いました。
今回は自動搾乳機を買い直しました。手動搾乳機は、長時間外出するときのために念のため取っておきます。
搾乳機は、哺乳瓶との相性もあるので、どのメーカーを使うかはその視点でも考えた方が良いと思います。
哺乳瓶によって吸い口の形や大きさが違うため、赤ちゃんがうまく飲めたり飲めなかったりするようで、我が家では、産院で使っていたピジョンの哺乳瓶「母乳実感」を迷わず使いました。
そのため、搾乳機も同じピジョンのものにしました。
他と比べられませんが、パーツが多く毎回洗うのが大変でした。自動の方がパーツは少ないようです。
搾乳に使う時の哺乳瓶は、あとで温め直して赤ちゃんにあげる場合は、プラスチック製ではなくガラス製にすることをお勧めします。
ガラス製の方が、温めにかかる時間が断然早いです。温めすぎた時に冷ますときも、ガラス製の方が早いです。
ミルク育児の場合
調乳
母乳と違い、ミルクの場合は赤ちゃんに与える前に「調乳」が必要になります。
一般的な粉ミルクの調乳手順は以下の通りです。
- 粉ミルクの分量を計り哺乳瓶に入れる
- 一度沸騰させた70度以上のお湯を注ぎ、粉ミルクが溶けるまで混ぜる
- ポイントは、「一度沸騰させ」ることで水自体を殺菌していること、70度以上で注ぐことで粉ミルクを殺菌していること。
- 湯冷ましを入れてさらに混ぜる、もしくは流水に当てて適温になるまで冷ます
これ、3時間に一回、ギャン泣きしている赤ちゃんをあやしながら手順通りやるって、気絶しそうになります。
色々試してみましたが、最終的に便利だったのはこの方法でした!
①ミルクの計量
特に夜中の授乳時がそうなのですが、寝不足な中計量スプーンで測っていると、「・・・あれ、今何杯目だっけ・・?やり直し・・・」を繰り返すということが、結構あるあるだったりします・・・。そして粉ミルクのパッケージに書いてあることに従うと、専用の計量スプーンは毎回洗う必要があります。ケースに入れっぱなしはNGとのこと。大人の飲み物だったら、まぁいっか、となってしまう私ですが、産まれたての赤ちゃんのこととなると、少しでもリスクは排除したいもの・・・毎回洗って干していました。
この計量、元気な時にまとめてやっておくととっても楽です!
主にお出かけ用の用途で、ミルクを小分けするためのグッズが出ています。
ラップに包んでおく方法でも良いのではと思いますが、哺乳瓶に入れるときにこぼれにくいものにしておきたいですね。
②一度沸騰したお湯で溶かしてから冷ます
最初、調乳グッズを何も揃えていなかった私は、鍋でお湯を沸かして少し冷まして・・・なんてことをし始めたのですが。3時間に一回の授乳という中で、母乳授乳→ミルク調乳→ミルク授乳→赤ちゃんのゲップ→寝かしつけ→搾乳→後片付け、を済ませると、あっという間に3時間後がやってきてしまう・・。
これでは持たないと真剣に考えた結果、ウォーターサーバーを導入しました!
これであれば、赤いボタンを押して出てくるお湯でミルクを溶かし、青いボタンで出てくる水で適温まで冷ます、で、完了です。
人肌の温度になるお湯と水の比率を覚えてしまえば、そのあとの温度調整はほぼしなくて済むようになります。
ウォーターサーバーは、その後の離乳食や幼児食が始まった後も大活躍なので、スペースとお金が許すのであれば大変オススメです。
ウォーターサーバーはちょっと・・・という場合には、こちらの湯沸かしポットもオススメです。
湯沸かしポットは色々種類が出ていますが、この商品のポイントは、温度設定ができることと保温ができるということです。家電量販店で店員さんに色々な商品を説明してもらったのですが、2018年時点では、その両方を兼ね備えているものはこれくらいしかありませんでした。
このポットがあれば、ペットボトルの赤ちゃん水を用意しておけば、70度までこのポットで加熱してミルクを溶かし、湯さましにはペットボトルの水をそのまま使う、ということができます。
調乳ポットというものも出ていますが、子供が成長しても使いやすいという点では、私はこのような湯沸かしポットの方が良いのではと思っています。
授乳
哺乳瓶でミルクを飲ませる時間というのも、一日7〜8回もやっていると体力的になかなか辛いものです。私は、授乳の時間は赤ちゃんのお顔を眺める時間と割り切っていたので、特にグッズは導入しませんでしたが、例えばこんなものが出ているようです。
「授乳の時くらい抱っこしてあげてよ」という周りの声が聞こえても、そう思うのであればそうすればいいし、それどころじゃない体調なのであれば体を休めることを優先するべきだと私は思います。
後片付け
次の授乳に備えて、使った哺乳瓶や調乳グッズ、母乳も与えている人は搾乳器なども全て洗って消毒しておく必要があります。
洗う、という点では、普通の食器洗い洗剤でも良いとか、食洗機でもいいのか、とか色々考えてしまうことがありますが、私の中で一番やりやすかったのは、「泡で出る哺乳びん専用洗剤で洗う」というのが一番の方法でした。
普通の洗剤でも問題ないようなのですが、しっかりとすすぐ必要があります。哺乳びん洗い洗剤(野菜洗い洗剤も同じ)は、泡切れがよくすすぎがとっても楽です。部品を含めると洗うものはたくさんありますし、哺乳瓶は奥まで手が届かないので、すすぎが楽というのは結構時短になります。
そして、泡で出るというのも、とても些細なことですが結構重要です。というのも、実際育児が始まってみてわかったのですが、新生児のお世話では、指〜腕がひどい筋肉痛や腱鞘炎になります・・。スポンジで泡立てるという行為も省略できるととっても助かります。
食洗機で洗うのはどうか、ということも考えましたが、食洗機で高温で洗っても消毒としては不十分という情報をどこかで見つけて、洗った後消毒しなければいけないのであれば、食洗機で洗っている時間はない、ということで、上記の方法でささっと洗ってしまうオペレーションに落ち着きました。
そして、泡で出るというのも、とても些細なことですが結構重要です。というのも、実際育児が始まってみてわかったのですが、新生児のお世話では、指〜腕がひどい筋肉痛や腱鞘炎になります・・。スポンジで泡立てるという行為も省略できるととっても助かります。
食洗機で洗うのはどうか、ということも考えましたが、食洗機で高温で洗っても消毒としては不十分という情報をどこかで見つけて、洗った後消毒しなければいけないのであれば、食洗機で洗っている時間はない、ということで、上記の方法でささっと洗ってしまうオペレーションに落ち着きました。
まとめ
新生児の育児は短期間だし、家にあるもので結構代替できる!という感覚で始めた一人目の育児。実際始めてみると、小さな工夫の積み重ねで得る心身の余裕がどれだけ貴重なものか、思い知ることとなりました。
新生児のうちがあっという間に終わりますが、育児はまだまだ先があり、新しい悩みや苦労(もちろん喜びも)があります。心身の疲労をためたまま進まないように、この貴重であっという間の新生児育児に積極的に投資することをお勧めします!
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