『はらぺこあおむし』でおなじみのエリックカール作の絵本です。1996年にアメリカで出版されて以来、世界中で読まれている名作の一つです。
同じリズムの繰り返しで、色々な種類の動物と色が登場します。
ページをめくるたびに鮮やかな色彩の絵が登場し、0才の赤ちゃんから楽しんで読むことができる本です。
『Brown Bear Brown Bear』のあらすじと特徴
茶色いクマさんへ語りかける場面から始まります。「Brown bear, brown bear, what do you see?」すると、茶色いクマさんは、赤い鳥を見ている、と答えます。ページをめくると、赤い鳥が何かを見ています。「Red bird, red bird, what do you see?」・・・赤い鳥は、自分が見ているものを答えます。このようにしてページをめくるたびに色々な動物が登場するというお話です。
動詞は「see」と「look」のみですので、1語文レベルのお子様でも楽しむことができます。
『Brown Bear Brown Bear』で英単語を覚える
Animals(動物)
- Bear
- Bird
- Horse
- Frog
- Dog
- Cat
- Duck
- Sheep
- Goldfish
Colors(色)
- Brown
- Red
- Blue
- Green
- White
- Purple
- Yellow
- Black
『Brown bear brown bear』で英文法・慣用表現を身につける
疑問詞:目的格としてのWhat
“What do you see?” という疑問文が繰り返し登場します。
これは、疑問詞Whatの目的格としての用法で、同じ構文では以下のような例文があります。
- What do you eat?
- What does your mother say?
現在分詞 の後置装飾(名詞+〜ing)
“I see a 〇〇 looking at me.” (私を見ている〇〇が見える)という言い回しが何度も登場します。
この、「・・・している〇〇」という構文は、日本では中学校の後半で習う文法事項ですが、この構文を覚えると、表現が広がりやすくなります。
日常では、以下のような語りかけで定着させると良いでしょう。
- Look at the man by the tree! → Look at the man standing by the tree!
『Brown bear brown bear』で思考力・表現力を身につける
見たものを、形容詞付きで表現する練習しましょう。
「I see a bird」ではなく、「I see a small bird」、「I see a red bird」といった具合です。
形容詞の数は、お子様のレベルに合わせてどんどん増やしていきましょう。
保育者:「What do you see?」
子ども:「I see a bird.」
保育者:「Tell me more about the bird.」
子ども:「It’s small, looks like a baby bird, and it’s red!」
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